2015/5/17(日)に、奥尻島まで飛んで帰ってきました。
本来この日は雨竜沼湿原を見るついでに北に飛ぼうと考えていたのですが、残念ながら丘珠空港から北東方面は雲が低く、VFRでは飛べそうにありません。しかし南の方なら雲の晴れ間を縫っていけば問題なさそう、ということで初の訪問となる奥尻島に行ってみることにしました。
丘珠空港を離陸。雲の切れ目を縫って太平洋に出ます。
白老上空を通過。強い向かい風のために対地速度が56ノットくらいで、なかなか前に進みません。いつもの倍くらいの時間がかかっています。(;´Д`)
直線路を飛ぶために内陸を通ります。室蘭の白鳥大橋が遠くに見えます。
洞爺湖の南側を通って伊達市の方向に飛びます。
伊達市あたりから内浦湾をショートカットします。目標は八雲町と長万部の中間地点、国縫です。
内浦湾に面した国縫漁港です。南北どちらからも波が来ても良いように作られた円形の防波堤。
道南方面に飛ぶときに良い目印です。
国縫からそのまま西に飛び、渡島半島を横断します。この辺になると雲がなくなり快晴でした。
海の向こうに奥尻島が見えてきました。
ロングファイナルの許可が出たので、Runway30に真っ直ぐ進入し、そのまま着陸しました。
岩礁に白波が立つ綺麗な海に浮かぶ空母のような滑走路で、お見せしたいくらいの絶景だったのですが、パイロットとして離着陸時の電子機器使用制限は守らなければならないので写真はありません。残念です。
丘珠から奥尻島までは向かい風に阻まれて1時間30分くらいかかりました。
タキシーウェイに入ると誘導員さんがちゃんとスポットまで誘導してくれました。
小型機なのに恐縮です(・∀・;)
着陸料は1,080円でした。(・∀・)
空港ビルの中はこんな感じです。北海道なのになぜか南国の空港を思わせるいい雰囲気です。
滑走路側しか見ないのももったいないので、一度外に出てみました。
奥尻島はウニが名物らしいです。最近ではワインも売り出し中とのことで、お土産に買って帰るのもいいかなと思ったのですが、空港内には売店はありませんでした。町まで近いですから普通は買い物はそちらでするでしょうし、軽飛行機で来る人は多くはないと思うので仕方ないですね。(・∀・;)
風こそ涼しいですが、抜けるような空と照り付ける太陽、青い海。
快晴だったこともありますが、まるで南の島の空港のようでした。
C172の向こう側は青い海です。
今回はパイロットとしてきたので奥尻島には30分くらいしか滞在できませんでしたが、いずれは普通の旅行者として数泊はしたいものです。
名残惜しいですが離陸します。
管制圏を離れ、島の東岸沿いに北上します。森に覆われた低めの山で、歩いたら楽しそうです。
奥尻島を離れ、対岸の渡島半島に向かいます。
対岸の町、瀬棚の上空です。ここから高度を9,500ftまで上げていきます。
雲の上を飛ぶのと、上空の追い風を利用するためです。
9,500ftから羊蹄山を見下ろしながら帰ってきました。普段はここまで高度は上げませんから、この角度で羊蹄山を見る機会はあまりありませんでした(・∀・;)